多くの方が経験したことのある「肩こり」ですが、酷くなると「頭痛」が出てくることもあります。
もしくは肩こりの自覚症状はなくても、肩こり由来の頭痛がある場合もあります。
肩がガチガチの人でも、その状況が長く続き慣れていたり、他にしんどい部分があると、肩こりの自覚症状のない人も結構いらっしゃります。
この記事では頭痛の種類や、原因、改善方法が書いています。
頭痛に悩まれていらっしゃる方に、少しでもお役にたてれば嬉しいです。
目次
頭痛の原因
頭痛には主に「一時的頭痛」と「二次的頭痛」があります。
二次的頭痛とは、原因がハッキリ分かっている頭痛です。
例えば、クモ膜下出血や脳腫瘍、髄膜炎、脳炎などです。
一時的頭痛とは、片頭痛や緊張型頭痛、群発性頭痛です。
・片頭痛
ズキズキとする痛みが特徴です。脳に血液を送る血管が拡張すると頭痛が起きやすくなります。また、生理周期にも関連して起こります。
・緊張型頭痛
頭全体が締めつけられるような頭痛です。ストレスや、長時間同じ姿勢等が原因で、首や頭の筋肉が緊張し、血流が悪くなることで頭痛が起こると考えられています。また目の使い過ぎによる疲労からも、頭痛を誘発することもあります。
・群発性頭痛
目がえぐられるような激しい痛みで、痛みは頭の片側に起こります。
この記事では肩こりなどが原因の「緊張型頭痛」について紹介します。
緊張型頭痛の改善方法
1.肩首周りの体操やストレッチ
緊張型頭痛が起きているときに、痛みを抑えたり、普段から行うことで予防や改善に期待できます。
- 肩回し
両肘を曲げて、肩に手を置き(無理な場合は置かなくて大丈夫です)肩をグルグル回します。
この時、肩甲骨を動かす事を意識して回すと効果的です。前回り、後ろ回り、それぞれすると良いでしょう。
- 首のストレッチ
首を横に倒して、倒した側の手で頭を下に押して、首の筋肉を伸ばします。
20-30秒ほど伸ばしてください。
左右両側したら、顔を下に向き、手を頭の上から下に押して、首の後ろの筋肉を伸ばします。
こちらも20-30秒ほど伸ばしてください
2.頭痛のツボ押し
頭痛対策のツボです。圧痛や鈍痛(じんわり響く、痛気持ちいい場所)のある場所を押してください。
- 肩井(けんせい)
肩の上側で、筋肉の盛り上がっているところ。
首の後ろの一番大きな背骨(第七頚椎)と肩先(肩峰)の真ん中あたり。
上から下に向かって痛くない程度に指圧する。
- 天柱(てんちゅう)
首の後ろ側、中央のくぼみの両脇にある太い筋肉の上端、左右両方外側のくぼみに「天柱」があります。
耳の後ろのちょうど髪の生え際あたりです。
痛くない程度に4~5秒ほど圧しては離すの刺激5~10回ほど繰り返します。
- 太陽(たいよう)
目と眉、それぞれの端の中間点から指2本分外側にあるくぼみ
痛くない程度に4~5秒ほど圧しては離すの刺激5~10回ほど繰り返します。
3.その他家庭で出来ること
- ぬるめのお風呂で血流改善
暑くなったり、めんどくさくてシャワーで済ませる方も多いと思います。
ぬるめのお風呂にゆっくり入ると、血行も良くなり肩こりや頭痛改善にも繋がります。
- 枕の高さを見直す
枕が合わないと、頭痛や肩こりを悪化させる原因になります。
自分に合う枕にしたり、ない場合はタオルを重ねて自分に合う高さの枕を使ってください。
高すぎる枕は、頭痛を悪化させる原因になりやすいです。
- リラックスする
緊張型頭痛には、身体的な原因の他に精神的ストレスでも起こるといわれています。
たまには、ゆっくりとリラックスして過ごす事も大切です。
まとめ
肩こりが原因の頭痛は意外に多いです。
鎮痛薬を飲む以外にも、自分で出来る対策はあります。
頭痛に悩んでいる方は、試してみてくださいね
あさか治療院では、外出が困難な方に訪問鍼灸マッサージをしております。
無料体験もありますので、気になられた方はお気軽にご連絡ください